『アンデルセン』稽古場取材会が行われました【動画追加】

2009-09-12  

9月9日(水)、横浜の四季芸術センターにて、ミュージカル『アンデルセン』全国公演の稽古場取材会が行われました。

19日(土)のツアー開始に向けて、佳境を迎える稽古場。
その一角には全国各地から訪れた記者のみなさま、そしてたくさんのカメラが並び、ウォーミングアップ中の俳優たちを見つめています。

取材会の様子

ミュージカル『アンデルセン』は、1983年にニッセイ名作劇場として初演。
以来、600回以上にわたって上演され続け、今年の4月から5月にかけて行われた東京公演を経て、6年ぶりの全国公演へと旅立つこととなりました。

デンマークが生んだ世界的な童話作家 ハンス・クリスチャン・アンデルセン。
『アンデルセン』は、彼が美しいプリマバレリーナに恋をし、大作家として成長するまでを描いた心あたたまるミュージカルです。劇中には、ハンスが生み出した「みにくいアヒルの子」「人魚姫」「はだかの王様」など名作童話の数々ももちろん登場します。

「言葉を大切に、そしてしなやかに」という演出家からの課題を追い求めて日々稽古を続けてきた俳優たち。いよいよ初日も近づき、その成果が試される時がきました。

稽古の様子
稽古の様子

また、この日は外国からの素敵なお客様もお迎えしていました。
オペラ「アイーダ」出演のために来日中の、ミラノ・スカラ座のバレリーナ・ピエラ ペドレッティ(Piera Pedretti)さんが、稽古の合間を縫って四季芸術センターに来てくださったのです。
彼女は、劇団四季代表の浅利慶太がミラノ・スカラ座に招かれ、プッチーニの傑作オペラ「蝶々夫人」を演出した際に出会った世界的なバレリーナ。同作の3幕初め、芸者姿のシルエットとして登場するのがピエラさんです。

ハンスが童話を語るシーンで身を乗り出したり、ニールス役のピルエット(片足での回転)の場面で大きくうなずいたりと、『アンデルセン』の物語、そしてバレエシーンも大いに楽しんでいただけたようです。
「本当に素晴らしかったです。日本語はわかりませんが、俳優たちがきちんとコミュニケーションを取っているので、ストーリーがしっかり伝わってきました。なにより一人一人の熱意がすごいですね。
ダンサーに関しては、踊るための体がきちんと出来ていてテクニックも素晴らしい。特にマダム・ドーロ役の方は本当にバレリーナとしての体が出来ていますね。
舞台装置や衣裳が加わったらさぞかし素敵な舞台になることでしょう。今日は稽古を見学させていただいて本当に良かったです。ありがとう」

バレリーナ・ピエラ ペドレッティさん
ピエラさんが表紙の「蝶々夫人」公演プログラム/ニールス2人と記念撮影

場所を移して行われた会見で、劇団四季代表の浅利慶太は、
「ハンス・クリスチャン・アンデルセンの歩んだ人生そのものが綺麗なおとぎ話のよう。作品の持つ“人生は生きるに値する”という深いメッセージが、多くのお客様に感動を与え、全国各地から上演希望が届いていました。ふんだんに盛り込まれたバレエシーンも大きな魅力の一つ」と語りました。
また、全国の子どもたちへのメッセージを求められると、「絶対退屈させないから観に来てください」とPRし、記者のみなさまを和ませる場面もありました。

6年前の全国公演ではニールス役、今回は振り付けを担当した坂本登喜彦は、
「劇団四季の朝はバレエのレッスンから始まります。本来、ジャズダンスからすぐトウシューズに履き替えてバレエを踊るというのは本当に離れ業。基礎を大切にする劇団四季だからこそ上演できる作品です。俳優たちは僕のバレエの生徒でもありますので、どのくらいの技術があるかということは良く把握しています。その技術をぜひ全国のみなさまに観ていただきたい」と語りました。

取材会の様子
後列左より、ニールス役の岩崎晋也と松島勇気、マダム・ドーロ役の斉藤美絵子と小川美緒
前列左より、坂本登喜彦、劇団四季代表 浅利慶太、ハンス役の味方隆司

続いて、この日の稽古の出演者が一言ずつ意気込みを語ります。

ハンス・クリスチャン・アンデルセン役:味方隆司
生きていると、なかなか思ったとおりにことが運ばないこともあると思うのですが、ハンスもいろいろ挫折をしつつ、でも自分の理想を追いながら生きたい道を一所懸命に生きている。「頑張って生きる」ということがどんなに素晴らしいか、この作品から受け取っていただけたら嬉しいなと思います。

マダム・ドーロ役:斉藤美絵子
この『アンデルセン』で自分がずっとやってきたクラシックバレエを活かせる役をいただけたので、全力で演じたいと思っています。バレエ以外の歌やお芝居の面につきましても、日々勉強してまいります。

ニールス役:松島勇気
バレエダンサーという役は僕と通じるものがありますが、性格面では違うところがたくさんありまして(笑)。ダンサー・演出家・芸術監督であるニールスと、一人の男性としてドーロを愛するニールス。彼の人間性の部分を一層深めていきたいと思っています。

会見に出席した小川美緒(マダム・ドーロ役)、岩崎晋也(ニールス役)をはじめ、それぞれの役を複数の俳優が稽古し、12月20日まで続く全国ツアーに備えます。

取材会の様子

記者のみなさまにも『アンデルセン』の魅力を存分にお楽しみいただけたようです。
嬉しい感想をたくさん頂きました。

「取材を忘れて思わず見入っていました」
「子ども向けだと思っていたのですが、大人でも十分楽しめる作品ですね」
「感動して涙が出ました。アンデルセンの童話を読み返してみようと思います」

ミュージカル『アンデルセン』は、9月19日(土)、神奈川県の「ハーモニーホール座間」からスタートし、全国46都市で58公演を巡ります。
ぜひ、ご家族そろってお楽しみください!

作品紹介はコチラ

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取材会の様子

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