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7月2日、新名古屋ミュージカル劇場にて『ミュージカル南十字星』が開幕しました。
朝からの梅雨空は開場時間になると晴れ間がのぞき、真夏のような陽射しになったこの日。昭和の歴史三部作の締めくくりとなる『ミュージカル南十字星』を心待ちにしていた大勢のお客様でロビーはにぎわいを見せていました。
名古屋では初登場となった本作。幕が上がると静かにインドネシアの田園風景が広がってゆきます。これから起こる悲劇を予感させるように曲調が一転、人々の不安な表情が闇にとけてゆくと舞台は日本の古都−京都にかわります。
戦争に翻弄された若き学徒の悲劇―――
主人公はインドネシアに出征し、戦後にBC級戦犯として裁かれる身となった京大生・保科勲。彼と想いを寄せ合うインドネシア人、リナとの南十字星に誓った固い約束に、ほほをつたう涙をそっとぬぐうお客様の姿もありました。
やさしい調べの「ブンガワン・ソロ」の大合唱でフィナーレを迎えると、カーテンコールでは暖かい拍手が鳴り止まず客席はオールスタンディングに。感動の拍手に応えるよう、保科勲役:阿久津陽一郎とリナ・ニングラット役:大平敦子は何度も笑顔で手を振っていました。
この作品を観るのは2回目というお客様からは、「何度観ても新しい発見があります。今日も来て良かった」というお声をいただきました。
『ミュージカル南十字星』名古屋公演は7月30日(日)まで続きます。2005年東京から始まった昭和の歴史三部作もこの名古屋で幕を閉じます。この機会にぜひご覧ください。

左より:劇場ロビーの昭和の歴史三部作コーナー、初日カーテンコールの様子(写真:蔵本坦伸)

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