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文藝春秋http://www.bunshun.co.jp/    ISBN4-16-366350-9
第一章 小澤征爾ボイコット事件
N響と対立し孤立した若き天才指揮者を友人たちはいかに救ったか
赤川次郎さん(作家)
どんなにリハーサルがすばらしくても、本番の舞台が上手くいかなければ意味がない。それは舞台人の宿命である。「人生」という、リハーサルのない、ただ一度の本番で、持てる才能を輝かせることは容易でない。ここには「人生の本番」において輝いた人々が次々に登場するが、決して単なる裏話集に終っていないのは、「演出家の目」が実に鋭く人間を見ているからである。自分が見たこと、聞いたことしか信じないという姿勢。これは自らも輝いている演出家の本なのである。

石井英夫さん(コラムニスト)
浅利慶太氏の人生という舞台に、多彩な人びとが現れては消えていく。まさに日本ミュージカル演劇戦後史のパノラマを見る思い。
その1つ。19歳の寺山修司と22歳の「私」の出会いは、四季入団希望の奇妙なハガキだった。絵とも字とも、メッセージとも詩ともとれたが、その時は手違いでそのままになった。数年たったある日、谷川俊太郎から新感覚派の短歌を見せられ、「あ、あの不思議なハガキの青年だ!」。ドラマというほかない。

牛尾治朗さん(ウシオ電機株式会社 代表取締役会長 ウシオグループ代表)
浅利慶太さんとは40年間に渡る同世代人としての交流だが、改めてこの本を読むと「ああ、あの時のことはこんなことだったのか。」と新しい驚き、感動があった。また、流石だなと思った。いわゆる新聞や歴史書では語り尽くせない、人間と人間が作った様々な出来事と出逢い、そこに浅利慶太さんの人生観哲学、生き方が滲み出ている。これからも理想に向かって情熱を滾らせ、健康にも注意して是非10年後に続編を書いて欲しいと思う。

老川祥一さん(読売新聞東京本社 代表取締役社長)
各分野の著名な方々の肉声や思いがけない素顔、舞台裏の秘話などを楽しく拝読させていただいておりました。同時に、あのまま終わるのはもったいない、ぜひ一冊の書物としてまとめられたらよいのにと待望しておりましただけに、今回のご出版は喜びにたえません。

小沢一郎さん(衆議院議員)
この本は、劇団の主宰者として成功された浅利さんがこれまで遭遇された三人の総理経験者を含む著名人との逸話を、浅利さん独自の軽妙な語り口で紹介されたもので、門外漢の私にも大変面白く読ませていただきました。特に、ウェストサイド物語の日本公演に際して、時の田中角栄総理に外貨割当ての陳情をされたときの模様、その成功の陰には当時女優だった田中真紀子さんの影響があったことなど興味深く拝読しました。皆様にも是非ご一読をお勧めしたい一冊です。
小沢一郎

海保進一さん(劇作家/帯広大谷短期大学 劇場芸術科講師)
アングラの旗手寺山修司さんと四季とのかかわり特に興味深く読ませていただきました。日本演劇史の貴重な資料として後世に残る素晴らしいご本です。

亀渕昭信さん
劇団四季のお芝居を観るたびに、そこには単なるエンターテイメントを超えた骨太の"物語"があると常々感じていました。
この「時の光の中で」が僕にその答えを与えてくれました。
華やかなステージに隠された、主宰者・浅利慶太氏の50年にわたる"既成"との闘い、そして個性的な人物との濃密な交友の記録。夢の実現と友達。
個人的には、尊敬する石田達郎氏とのエピソードを繰り返し、懐かしく読みました。
このご本は戦後の貴重な現代史、文化史でもあります。
ニッポン放送 亀渕昭信

日下武史さん(劇団四季俳優)
兎に角面白いのです。僕が劇団四季の人間だからでしょうか、いやそんな事はありません。どのエピソードも当時の新聞などで見知った記憶が呼び起される筈です。そしてその記憶が、こんなにもドラマチックな裏があったのかと驚かされるのです。
兎に角面白いのです。あの時の夫々血の滲むような過去を、今はお茶を飲みながら味わえると云うのですから。

諏訪 正さん(毎日新聞社 特別顧問)
雑誌で拝読したはずなのに、新しいご著書に接したように、ワクワクして十二章一気に読了しました。
歴史を現在形で語る迫力に圧倒されました。感動しました。水野成夫さん、三浦ジャガイモ氏・・章のとびらで顔を見て、なつかしさに駆られました。ありがとうございます。


高嶋政伸さん(俳優)
なによりも驚かされるのは、浅利先生の交友とその影響力の広さ、深さです。
昭和史の大舞台での政界・財界・文化人、そのあまりにも著名な方々が実に人間味あふれる素顔をお見せになる。全て浅利先生のお人柄故なのではないでしょうか。そして最も感動いたしましたのは、全編に貫かれている浅利先生の信念に基づかれた行動力。特に『ウェストサイド物語』の日本公演に尽力なさったエピソードには頭が下がる思いです。今日の演劇、いや、芸術界の広がり・深みがどれほど浅利先生の努力の恩恵にあずかっているか、ということを改めて実感いたしました。

武満浅香さん(故武満徹さん夫人)
焼跡の地に志を抱いた若者達が集い、そこに多くの幸福な出会いが生まれ、新しい仕事が創られて行きました。そんな「時の光の中」を生きた人たちの物語を興味深く、又懐かしく読ませていただきました。今、世界は再び混沌の中にあります。が、あの苦難の時代を乗り越えた先人達に思いを馳せ、若い人達にも希望を持って欲しい。どんな時代にも自由な精神こそが夢を与えてくれるのだということを、この本は物語っていると思います。

張 麗玲さん(株式会社大富 社長)
「時の光の中で」のご出版、おめでとうございます。
「人生という舞台の上で、ひとりひとりがどんなに輝かしいシルエットを見せたか。それを描き出したいのだ」と、浅利先生は冒頭で述べられています。でも、時の光の中に在るのはまさに浅利先生だ・・・と私は思っています。
客席で華やかな舞台を見つめるように、先生の思い出を拝見させていただきました。
株式会社 大 富
張麗玲

中曽根康弘さん(元内閣総理大臣)
戦後日本の演劇史特筆される名著と思います。慶應大学の学生時代から発足し、戦後新劇創立の意欲と不屈に前進して今回の盛大な劇団四季を生んだ成果とその過程において遭遇した人間関係のドラマは一度読み始めると本を手放せない迫力に満ちたものです。
就中、昭和天皇とベルリンオペラ来日は圧巻で、他の追随を許さぬ内容であります。私のことを本のフィナーレで触れて下さって感謝しています。
中曽根康弘

吉井澄雄さん(舞台照明家)
ここには劇団四季の歩みのみならず、日本の演劇半世紀の歴史と、政治や経済にかかわる秘話がある。五十年前、白皙痩身の青年だった劇団四季のリーダーは、疾風怒濤、波乱万丈の時代を活写している。我が糟糠の妻は行間を読み、往時を思い起こして涙した。
吉井澄雄


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