ライオンキング よこはま動物園 ズーラシア監修 動物ずかん

『ライオンキング』にでてくるあの動物って、なんという名前?
本物はどのような姿をしているの? 気になる動物について調べてみよう!

2月22日更新 サバンナを駆ける百獣の王 ライオン 食肉目 ネコ科 体長:240〜330cm 尾長:67〜102cm 体重:120〜240kg 分布:アフリカのサハラ砂漠以南、アジアではインド北西部のギル森林にのみ棲息 食料:小型のものも食べるが体重50〜500kgのレイヨウ・シマウマ・イボイノシシなどが多い。死肉も食べハイエナなどが獲った獲物を横取りすることも多い

群れで暮らす 野生ネコ類中アジアのトラと並ぶ最大の種類です。ネコ類の多くは単独生活者ですが、ライオンは唯一プライドと呼ばれる群れを作って暮らしています。プライドには1〜数頭のオスと複数のメスとその子らがいて、オスとメスの間には血縁関係はありませんが、メスはみんな親戚関係にあります。群れで生まれたオスの子は全て3歳ぐらいになると生まれた群れを離れ、サバンナを放浪して別の群れに入り込む機会を窺っています。もし群れにオスの子が1頭しかいない場合は、放浪中に他の群れから出てきたオスと一緒になって行動することもあります。群れを離れるオスに対し、メスの子は大抵生涯生まれた群れに留まります。ライオン社会には群れで安定した暮らしをしているものと、群れを追われたり、入れなかったりして放浪生活をするライオンと、二通りのタイプがあります。

「ライオンキング」に登場するオスライオンは? シンバ ムファサ王の長男。好奇心が強くてやんちゃで、プライドランドの王子さま。 ムファサ 勇敢でかしこいプライドランドの王さま。動物たちみんなからしたわれてます。

3月1日更新 プライドの生活:オスの暮らし 群れで育ったオスの仔は、3歳ぐらいになると揃って群れを出て行きます。そして放浪生活を送りながら他の群れに入り込む機会を窺っています。そして他の群れのオスと争い、相手を追い出すことに成功すると、そこで定住するようになります。オスは狩りをすることもできますが、群れのオスは専らメスが獲った獲物に頼って暮らしています。その替わりにオスたちは縄張りを徘徊して大声で吠えたり、尿で印し付けをしたり、よそ者を追い払ったりして縄張りを防衛しています。縄張りは絶えず狙われており安定した状態に保つことは重要です。縄張りが他のオスに乗っ取られると、群れに混乱が生じて幼い仔が死亡したりします。縄張り防衛のためにオスたちは力を合わせます。もしオスが1頭だと1年も守れません。2,3頭いれば2年ぐらい守れます。オスの身体は度重なる争いで多くの傷がつき、やがては群れを追い出されてしまいますが、その後は長く生きることは難しいでしょう。年老いても群れで暮らせるメスに比べオスの寿命は短く、12歳ぐらいしか生きられません。

プライドの生活:メスの暮らし 群れに残ったライオンのメスは一生をそこで過します。野生のメスは3〜4歳でオトナになり仔を生むようになります。妊娠期間は110日ほどで、一度に1〜6頭ぐらいの仔が生まれます。しかし死亡率も高くて1歳になるまでに7割ぐらいは死んでしまいます。群れのなかでは出産時期が重なる傾向があり、同じ年頃の仔が大勢いることになります。子育てには群れのメスは協力し合い、仔は他のメス親の乳を飲むこともできます。メスたちは日頃からとてもよく挨拶を交わしあい、狩りの場合も揃って出かけます。狩りの成功率は単独だと1割ぐらいのところ、大勢でやれば3割ぐらいに成績があがります。群れのメスは例え年老いて独りでは狩りが出来なくなっても追い出されることはありません。他のものが獲った獲物の分け前を食べることができますので、15〜18年ぐらいは生きることができます。

「ライオンキング」に登場するメスライオンは? ナラ シンバの幼なじみのメスライオン。プライドランドの危機には、助けを求めて一人で旅たちました。 サラビ ムファサ王のお妃さま。とてもやさしく美しいですが、芯の強い女性です。

3月8日更新 インドライオン ライオンといえばアフリカのものと思われがちですが、アジアにもライオンはいます。かってはライオンは中東からインドあたりにもいたのですが、現在はインド北西部のギル森林に数百頭ほどが残っているにすぎません。インドライオンもアフリカのライオンも大きさや形に大差ありませんが、インドライオンの方がやや小さく、細かな違いとして腹部に僅かに垂れ下がった襞があることや、タテガミがアフリカのものより薄く、耳が全てタテガミに覆われず、よく見えることがあげられます。インドライオンは絶滅危惧種に数えられており、ズーラシアでは開園以来その保全に協力しています。

挨拶をよくするライオン 群れで暮らすライオンは、互いによく挨拶し合います。ライオンの挨拶の仕方はネコが飼い主にするように、顔や身体を相手にこすりつけます。最もよく挨拶するのは子供です。仔ライオンは母親ばかりでなく、群れの成員の誰にでも挨拶して回ります。次によくするのはメスたちです。メス同士、子供へ、またオスにも挨拶します。外から群れに戻ったライオンは特に念入りに何度も挨拶を繰り返します。こうして群れの親睦を深めているのです。最も無愛想なのはオスです。オス同士では結構挨拶を取り交わすのに、メスや子供に挨拶をしにゆくことは殆どありません。メスとオスは他人同士ですが、メス同士は皆親戚で、オス同士も同じ群れで育った兄弟か幼なじみですから親しさにおいて差があります。メスは育児においても狩りにおいても協力し合いますから、日頃の付き合いが大切なのです。一方オスも縄張りの防衛では団結しますから、やはりオス同士の付き合いが大事になるのです。

『ライオンキング』に登場するオスライオンは?スカー ムファサ王の弟です。新しい王子の誕生によって、王位の第一継承権を失い憤慨したスカーは、ついにプライドランドを乗っ取ります。