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『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台美術

昨年末、サウンド・オブ・ミュージックの美術デザイナーのロバート・ジョーンズ氏にお会いする機会がありました。

舞台装置/小道具/衣裳/ヘアメイクについて、時代性や地域性の考証にとてもこだわっているというのが感じられます。実在した時代/実在した人物たちの物語だからです。
実際、ロンドンの舞台では、家具や小道具や装飾品に、その地域にアンティークつまり“本物”を多く使用しています。

このような場合、日本でその再現をするのは案外難しく、アイテムによっては、国内のアンティークショップで、同じ道具を探すことも困難ということでした。
劇団四季の工房では、基本的にどんなものでも作ることができますが、実在した昔のモノを再現というのは非常に難しいことです。

今回は幸運にも、サウンド・オブ・ミュージックのトロント(カナダ)カンパニーが実際に舞台で使用していた小道具や衣裳などを購入することができました。
“本物”を使うということは、手間やお金には代えられない効果が得られます。

先月末に大型トラック1台分の荷物がトロントから海を渡って、あざみ野の工房に到着。 
一部の道具はすでに稽古場に入れられ、俳優たちは実際に使用しながら稽古をしています。

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ひとつひとつ丁寧に梱包され、トロントから太平洋を渡って運搬された道具たち。

稽古場にいて思うのは、この作品はミュージカルの「不朽の名作」であるといわれるだけあって、物語がとてもよくできていて、また普遍的なテーマを持っているということです。
稽古場に参加している皆が、何度繰り返しみても、ある場面では大笑いし、ある場面では涙しています。みんながあたたかい気持ちになり、考えさせられている。

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この誰もが(少なくと名前だけは)知っている往年のミュージカルを、なぜ今、劇団四季が上演するのか。
劇場にきていただければ、必ずその理由がおわかりいただけるのではないかと思います。

(『サウンド・オブ・ミュージック』舞台監督・D)

開幕まであと33日♪

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