技術スタッフチームから
初めまして。『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台監督Dです。
『サウンド・オブ・ミュージック』日本初演公演の担当する本番付き(毎日の公演で、劇場で仕事をする)スタッフの人数は次のようになります。参考までに()内はイギリスツアーの人数です。
舞台スタッフ 12名(19名)
照明スタッフ 4名(4名)
音響スタッフ 3名(3名)
衣裳スタッフ 2名(8名)
床山(ヘア・メイク)スタッフ 1名(2名)
特に舞台や衣裳の人数に大きなひらきがありますが、舞台上で行われることに違いがあるわけではありません。
ここに劇団四季の「劇団」たる強さがあるのですが、四季公演においては、本番に出演されている俳優の方々も舞台転換を行ったり、衣裳の仕事などをしたりします。
俳優とスタッフが完全分業のカンパニーではなく、これが「劇団」の良さです。
昨年10月、視察として『サウンド・オブ・ミュージック』のイギリスツアー公演を拝見させていただきました。
初めて観た『サウンド〜』の舞台装置の印象。ツアー版というだけあり、コンパクトで機能的に、また合理的にまとめられた舞台でした。様々な劇場を訪れる前提のツアー道具ですから、大きい劇場でも小さい劇場でも同じ条件で舞台が仕込めるように計算しつくされて設計されているのです。
劇団四季公演では、この基本的には、ツアー版の舞台装置デザインを使用します。このことで、日本全国の劇団四季の劇場で、同じ条件の舞台をお見せする事が可能になります。

視察で訪問したロンドン郊外にある劇場、「ミルトンキーンズ」。
装置のデザインは基本的にはシンプルなもので、例えば『オペラ座の怪人』『美女と野獣』『ウィキッド』などのように舞台転換自体のスペクタクルがひとつの見所になるような派手さはないかもしれません。
しかし、『サウンド・オブ・ミュージック』はむしろ人間のドラマが重視される舞台であり、逆に効果としては物語そのものが引き立つのではないかと思います。
シンプルとはいいましたが、簡素ということではありません。修道院や、大広間でのパーティシーン、アルプスの山並みなど充分に見応えがあるので、充分期待していただいて良いと思います。
僕の台本。稽古を見ながら、役者の動きなどをメモしています。
(『サウンド・オブ・ミュージック』舞台監督・D)
開幕まであと37日♪
