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2010年3月

3月29日(月)、30日(火)、総稽古が行われました。
総稽古とは、稽古場での最終稽古のこと。
ダブルキャストやそれ以上の人数で編成されているキャストを変え、2日間にわたっての通し稽古となりました。

この総稽古は座内に公開され、ほかのカンパニーの俳優など多数の関係者が見学に訪れました。
音楽に身体を揺らし、子どもの可愛らしい演技に笑い、父と子が歩み寄る感動のシーンでは涙をし・・・。
皆がこの名作に浸り、そして温かい感動が稽古場を包みました。
今日のレポートでは、この稽古を見学していた俳優たちの声をご紹介いたします。

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「子どもがとっても可愛らしくて、心が温かくなりました。大好きな作品です。これから舞台セット中で、どんな風に仕上がるのか、今からとても楽しみです!」(俳優・T)

「みんな知っている曲だから親しみやすいですよね。
幼い頃から何度も観た映画とは少し違う場面もあり、新鮮に感じましたが、でもあの頃の僕が知っている『サウンド・オブ・ミュージック』となんら変わらずに感動を与えてくれました。
1幕のお父さんと子どもが抱き合うシーンでは、上を向いて必死に涙を堪えようとしましたが、ダメでした(笑)」(俳優・M)

「何よりも子どもたちの素晴らしさに励まされました。
今、私は別の作品の稽古をしていますが、役に対して如何に素直に、純粋になれるか――ずっと考えていたその課題の答えを今日の子どもたちに教えられた気がします。
ありがとうございました、そしてお互いにこれからもっともっと役を磨いて良い作品が作られるように頑張りましょう、と言いたいです」(俳優・H)

「トラップ家の皆さんが本当の家族のように見えて、その家族愛にウルっとしました。
衣裳の早替えが大変そうでしたね。でもあんなに小さな子がきちんと対応をしていて、凄いなって感心しました」(俳優・S)

「たくさん感動をいただきました。半世紀近く、長く愛されている作品ですよね。でも今日の稽古を見て、まったく古くは感じませんでした。むしろ新鮮に、あの時の感動が蘇ってきました」(俳優・K)

俳優たちはこの日をもって稽古場での稽古を終え、スタッフたちが設営した舞台セットが待つ劇場へ移ります。
この優しい人間ドラマが、美しい舞台セットの中でどのように蘇るのでしょうか。期待は高まるばかりです!

(ウェブサイト担当・K)

開幕まであと11日♪


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これまでのレポートでは、カナダのトロント公演から購入した小道具をご紹介してきましたが、今回は私たち四季小道具スタッフが作った道具をご紹介させていただきたいと思います。

こちらはシャンパングラス。これは1幕パーティの場面で登場します。
子どもたちが歌う「♪SO LONG,FAREWELL」のナンバーの中で、長女のリーズルがお父さんにシャンパンをねだるシーンがあるのですが、きっとその場面で皆様の印象に残るのではないかと思います。

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グラスはアクリル製です。
上から見るとお分かりになると思いますが、グラスの縁に沿って黄色く色づけした樹脂を表面にだけ付けています。この樹脂の部分がシャンパンの液体になるわけですが、こうして空洞にさせて、重さを軽減させています。

また、このように炭酸ガスを表す発砲は、樹脂を泡立てるようにかき混ぜて流し入れます。
ただし泡立てすぎると白っぽくなってしまうので、適度な状態にするのがコツです。
およそ半日間寝かして固めた後、グラスの中に入れた型を外します。
これで完成・・・!ではありません。
最後に底辺部分には磁石を仕込み、まわりを透明の樹脂で固めます。これはお盆に乗せた時、倒れないようにするためです。
これが乾けば、完成になります。

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そしてもうひとつ紹介させていただきたい小道具が、聖歌を歌う修道女たちが手に持っているキャンドル。
持ちながら歩くので炎もゆらゆらと揺れ、熱くないのかな?と思われるかもしれません。
が、この仕組みについてはちょっと秘密にさせていただきます♪
ただ、この場面は聖歌が響き渡る大聖堂の中にこのろうそくの灯がいくつも揺れる、きっと美しいシーンになるのではないかと思います。

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私たちスタッフが作ったこれら小道具たちにも、ぜひご注目ください。

(『サウンド・オブ・ミュージック』小道具担当・S)

開幕まであと12日♪

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先日、マスコミを招いての取材会が行われました。
取材会の模様は公式ウェブサイトでレポートしましたので、このブログでは公式でお伝えしきれなかった、ひとこまをご紹介いたします。
(公式の取材会レポートはこちらからどうぞ!
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1幕の稽古がマスコミに公開された後で出演者たちの囲み取材が開かれ、子どもたちも同席。
稽古場では普段着でしたが、この取材会には舞台に初めて登場する時の制服の衣裳を身にまとって登場しました。
一列になって入ってきた瞬間、女性記者たちからは「かわいい!」の感嘆の声が漏れます。

中でも特に会場を沸かせたのは、記者が子どもたちに聞いたこの質問でした。

― 子役さんたちに質問です。稽古で大変だと思うことや辛い経験はありますか?

大勢の記者たちに囲まれてカメラのフラッシュを浴びる子どもたちは、当然緊張している…?と思いきや、ひとりひとりが順番に堂々と答えていきました。

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「言われたことや注意されたことを、次の稽古までにできるように家で練習をするのが大変。稽古場ではすごく楽しいので、特に辛いと思うことはありません」


「母音をやって、つぎに子音をつけてやって、それをなんどもくりかえすこと」
(※母音法レッスンのこと)

「辛いことや大変なことはありませんが、教えてくださったことを、次までにどう表現をするのかが、難しいです」

子どもたちの回答ひとつひとつに、報道陣からは「おお〜!!」と感心の声。
そして幾度も笑いが起こる、和やかな会見となりました。

日ごとに身も心もたくましく成長してゆく子どもたちに、驚くばかりの毎日。
大人の共演者たちも子どものパワーに励まされ、心強い存在になっていると話します。
開幕まであとわずか・・・。どうぞお楽しみに♪

(ウェブサイト担当・K)

開幕まであと13日♪


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3月26日、『サウンド・オブ・ミュージック』の稽古場に、オーケストラが合流しました。

オーケストラはこの合流稽古に合わせて、数日前から別室の稽古場でリハーサルを行っており、稽古場からはバイオリンやフルート、クラリネット、トランペット、パーカッションなどの美しいサウンドが聞こえていました。

初めての合同稽古では俳優とオーケストラ同士、歌い出しや演奏のきっかけ、テンポなど細かい調整をナンバーごとに繰り返す小返し稽古となりました。
「ドレミの歌」、「私のお気に入り」、「エーデルワイス」・・・・1曲1曲が人々の心と記憶に刻み込まれている『サウンド・オブ・ミュージック』の音楽たち。
その名曲たちのメドレーとなるオーバーチュアが演奏されると、顔を見合わせながら身体を大きくリズムで刻む俳優たちの姿も見られます。
稽古場の雰囲気がいっそうに舞台空間へと近づきました。

一方で、オーケストラの迫力ある演奏によって、俳優たちは少しでも気を抜くことはできません。
「オケに吸い取られてしまって歌詞が聞こえにくい。歌詞・言葉をはっきりと歌うようにより意識してください」
音楽監督から俳優たちに注意がおよびます。

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ひとつひとつの音の組み合わせが音楽となる。
『サウンド・オブ・ミュージック』が教えてくれる音楽の面白さや楽しさ、心の癒す力を改めて実感しながら、カンパニーは今日、開幕までの更なるステップへ前進しました。


開幕まであと15日♪

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今日は私衣裳スタッフから、衣裳の早替え稽古の様子をレポートさせていただきます。

本番中にはいくつかの早替えシーンがあります。
着替えにかけられる時間が最も短いところは、20秒程しかありません。

子役たちにも7回の早替えがありますが、最短時間は、約23秒!
2幕の音楽祭が始まる直前、遊び着からコンサートの衣裳に着替える場面になります。
トラップ大佐と子ども7名、マリアの合計9名がこの23秒の間に一斉に着替えを行います。
通常の早替えの場合は舞台袖に用意する、早替え小屋や袖中で着替えをしますが、この場面については袖に移動する時間も惜しいため、幕が降りた直後に舞台上で着替えることになります。

早替えは一人で行うことは大変困難ですので、本番では2名の衣裳スタッフと7名の役者さんに協力いただき、1役につき1名のお手伝いさんが付きます。
大切なのは、本人とお手伝いさんが息を合わせてタイミング良く着替えること。
そのためには充分な練習が必要になります。

先日の早替え稽古では、稽古で録音したテープを流して時間を計りながら行いました。
子役の早替えは初めての経験だったため、私たち衣裳スタッフや子役担当の方たちはとても心配していましたが、実践してみると驚くほどスムーズ!
「家で練習してきてね」と宿題を出していた成果かもしれません。

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女の子のワンピースは、足をすぐに通せるようにドーナツ上にしてスタンバイ。
輪の中には靴を入れてすぐに履きかえられるようにする場合もあります。

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行進をしながら舞台袖に退場すると・・・そのまま猛ダッシュで着替えにとりかかります!

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男の子はサスペンダーが少し苦戦(左)。最短の早替えシーンの練習(右)。

開幕まで、あと少しです!
衣裳スタッフチーム一同、役者さんや他のスタッフのみんなと力を合わせて頑張ります!

(『サウンド・オブ・ミュージック』衣裳担当・H)

開幕まであと16日♪

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