ガストンはこうやってつくられる!? [美女と野獣]
みなさん、こんにちは。
今回のオフステージブログは、ガストン役の野中万寿夫がお届けします。
ミュージカル『美女と野獣』の魅力には、アカデミー賞受賞のナンバー「美女と野獣」をはじめとする数々の名曲、瞬きする間も惜しい程の華やかな演出、純粋で美しいラブストーリーなど、様々な要素があります。その中でストーリーに深みを持たせるのに欠かせないのが悪役の存在。その重要な役割を果たしているのが、ガストンです。ガストンは、ベルが住む町のハンサムな人気者ですが、実際はナルシストで傲慢な性格の持ち主。その傲慢な性格で、ベルから嫌われてしまい、力づくでベルと結ばれようと陰謀をめぐらせます。
ガストンは、とてもマッチョな体の持ち主です。彼を演じるにあたりまず見た目を力強く見せる必要があります。筋肉トレーニングもちろん、普段から食事などに気を遣い、体づくりをしています。また、彼のような“分かりやすいナルシスト”は、普段はなかなかいないので、(笑)僕は人間観察をよくしています。と会ったときに、その人の中にある“ナルシストな面”をじっくり観察して、表現に活かすようにしているんです。
また、ガストンのシーンの見どころのひとつのマグダンス。お客様にもご好評いただけているとのことでとても嬉しく思います。ベルにふられて、ウジウジしているガストンが、みんなのダンスに加わり、段々楽しい気持ちになっていきます。そしてダンスのフィナーレには普段の自信を取り戻す、という明るいダンス。僕たちも楽しんでダンスをしています。
僕たちが目標としていることは「隣の人と音をひとつにする」ということ。マグカップは非常に固いものなので、少しでもタイミングのズレがあると、マグカップが相手の手に当たってしまい、怪我につながります。しっかりとしたリズム感、そして振りを正確におこなうことが大切です。キャストが変わると、必ず何度もチェックをして精度の高いものに仕上げています。

毎日の公演にあたり、毎回同じことをしていると思うと必ず緩んでしまいます。僕は1回の公演が完結したら、忘れるようにしているんです。勿論、体は覚えていますので、完全に忘れることはありませんが、1回1回の舞台に挑むときは、初めて聞く台詞、初めてやるダンス、歌だと思って心構えをしています。
また、本番はベストな状態で挑めるよう、開演前は、あらゆる準備が欠かせません。ウォーミングアップ、発声練習は勿論、ミーティングでは前日の芝居について話し合いをします。話し合いで解決できないところは、リハーサルで稽古をしています。
本年7月には東京公演が開幕しますが、これまで積み上げてきた最高の舞台で東京に花を咲かせたいと思います。帰ってくるのを楽しみにしていますね。
京都公演は、5月9日にいよいよ千秋楽を迎えます。残すところあと2ヶ月あまりとなりましたが、まだまだパワフルに感動をお届けして参ります。まだご覧になっていない方はどうぞお見逃しなく!

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