劇団四季 オフステージブログ

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心ときめく夢と愛の舞台へようこそ! [美女と野獣]

こんにちは。
『美女と野獣』京都公演でベル役を演じる五東由衣です。

ついに『美女と野獣』の東京公演が決定しましたね。
ディズニーと劇団四季が初めてタッグを組んだ夢のミュージカル。美しいメロディー、豪華絢爛な衣裳、純粋な愛がつまった舞台は、初めてご覧になる方も、これまで何度もご覧いただいてる方も、きっとお楽しみいただけることと思います。

今回は、オススメのシーンや見どころをこっそりお教えしましょう。

テレビコマーシャルでもよく登場する「ビー・アワ・ゲスト」のシーンは、この上ない華やかさ。シャンパンシャワーや花火の演出はもちろんのこと、お城の人たちの衣裳やメイクもおもしろいんです。ソルトペッパーやお皿になっていたり。魔法によってモノに変えられてしまったお城の人たちにとって、ベルは希望の光です。でも、“ベルが魔法を解いてくれるかもしれない”という気持ちよりも、“お客様におもてなしが出来る喜び”にあふれていて。お城の人達は、みんな誰かのために働くのが生き甲斐なんですね。こういった素敵な気持ちと、ディズニーらしいデザインがより豪華な舞台を生み出しているのではと思います。

ベル役を演じるにあたり、一番初めにディズニーから伝えられたことは、「ベルは普通の女の子である」ということ。これまで演じさせていただいた、『アイーダ』のアムネリスはエジプトの王女様ですが、ベルは街にいるごく普通の女の子です。でも、優しいだけでなく、芯が強くてはっきりしている、そして本当の事を見抜く力を持っています。ご観劇になるお客様が、共に心を動かして、一緒にお話を観てくれるような愛されるキャラクターである、という事を心がけて演じさせていただいています。

主題歌にもなっている、「ビューティー・アンド・ビースト」をはじめ、『美女と野獣』では、女の子なら心ときめくシーンがたくさん登場します。

2幕では、わがままで横暴で自分勝手だったビーストが、次第に変わってゆきます。体を張ってベルを助けてくれたビーストが、生まれて初めて「ありがとう」と言われて、どうしていいか分からないけれど、嬉しくて、どんどん人が喜んでくれることをするようになるんです。

また、ベルがピンクのドレスをまとって登場したときのビーストも、とても可愛いですよ。初めて若い娘さんがドレスを着ている姿を見たので、つい見とれちゃって何て言っていいか分からなくなってしまうんです。このシーンのビーストは魅力的ですし、すごく可愛いなって思います。ビーストが「目を閉じて、驚かせたいから」と言って、目を閉じたベルを…。その後は劇場でお確かめくださいね。

ベルが着ている3色の素敵なドレスは、そんな素敵な恋心に更なる彩りを加えるものかもしれません。
冒頭の衣裳は、きれいな水色。背景は、丘のある田舎町。ここでこの衣裳を着て歌うとき、私は青い空と白い雲をイメージするんです。本が大好きなベルは、いつも物語の世界に憧れて、素敵な世界を空想しています。そんな気持ちが、衣裳のイメージにぴったりなのではないでしょうか。

次に着るのは、ピンクのドレス。この色には優しさや柔らかさといったイメージがありますよね。ベルがビーストに自分の大好きな本を読んで聞かせているシーンで着ているのが、ピンクのドレスです。ベルにとっては生まれて初めて着るドレスなので、ベルの本質が一番しっくり表れる色だと思います。本の素晴らしさを2人で共有して、次第にお互いの心が解け合ってゆく様子は優しさであふれています。

ラストの衣裳は、女性の夢がいっぱい詰まった、やわらかいゴールドのドレス。王子様と結ばれるお姫様にふさわしいドレスですよね。実は、「ビューティ・アンド・ビースト」で着ているドレスと、フィナーレのドレスは違うものなんです。前者のドレスにはリボンとハートがデザインされていますが、フィナーレではこの作品のテーマでもあるバラの花があしらわれています。

3月10日〜14日の『美女と野獣』京都公演では、ホワイトデーカーテンコールをご覧いただけますよ。
年に一度の特別なひととき。是非お楽しみくださいね。

(ベル役・五東由衣)


ミセス・ポットの素敵なハート 

こんにちは。
『美女と野獣』京都公演でミセス・ポット役を演じる竹原久美子です。

いよいよ『美女と野獣』東京公演が決定いたしました。
12年ぶりの東京公演を、劇団四季10番目の専用劇場でスタートできることはやはり嬉しいことですね。

『美女と野獣』は、あなたの大切なひとと観るのにぴったりなミュージカルです。
私が好きなシーンは、ベルとビーストが、あるきっかけから心を通い合わせはじめる場面。私たちも人間に戻れる可能性が出てきて、命がけで2人の応援をしているんです。きっと大人同士で観ると、せつないような、もどかしいような不思議な気持ちになるのではないかと思います。

また、ミュージカルの冒頭では、ベルが住んでいるフランスの片田舎の町が登場します。私はこのシーンでは登場しないのですが、大好きなシーンのひとつ。このシーンに登場するキャラクターは、ひとりひとりが生き生きとしていて躍動感に満ちています。歩き方ひとつとっても、それぞれ特徴があり、よーくみていると、「あ、こういう人、いるいる(笑)」という人だらけ。お子様とご観劇になる際には、「この人、何屋さんなのかなぁ」って一緒に想像してみていただけると、きっと楽しいと思いますよ。

お子様と劇場にお越しの際には、記念のグッズもオススメです。私のお気に入りは、ビーストとベルのお人形。すごく可愛くて、友人のお子様が観劇に来てくれたときにはプレゼントしたりしています。

ミセス・ポットにも、「チップ」という可愛い息子がいます。
彼女はルミエールやコッグスワースと同じ、お城の召使い。モノに変えられる前は料理人をしていました。明るく優しい彼女は、ビーストにも自分の息子のように温かく叱ったりしますが、チップに対してはまだすごく小さい子どもだから、と。(笑)演じる上で、そういった様々な人との距離感を掴むのに、随分苦労しました。

自分だけでなく、自分の子どもまで“モノ”へと変わってゆくというのは、切ないところもあるかもしれません。しかし、ミセス・ポットの「子どものために、私は諦めない」という台詞にもあるように、チップがいてくれるからこそ、希望を持ち続けることが出来るのです。たとえ他のみんなが諦めそうなときでも。やっぱり、母は強いって思いますね(笑)そんなところが、母親である彼女の芯でないかと思います。
ミセス・ポットは、明るく素敵な女性。一番大きな心で、ベルとビーストを見守っているように思います。ミセス・ポットは昔からアニメで見たりしていて、素敵なナンバーも持っていますし、本当に憧れていたので、役をいただけたときは、嬉しかったです。彼女に近づけるよう、稽古のときには、自分の親や、子どもを持っている友達のことを考えながら役に挑んでいますよ。

2月もいよいよ中盤に。『美女と野獣』カンパニーでは、3月のホワイトデーカーテンコールに向けて着々と準備中です。どうぞご期待ください!

(ミセス・ポット役・竹原久美子)

『美女と野獣』ホワイトデーカーテンコール日程の詳細はこちらから>>>


ハートがいっぱいの『美女と野獣』 [美女と野獣]

こんにちは。
『美女と野獣』京都公演でタンス夫人役を演じる大和貴恵です。

いよいよバレンタイン。
京都劇場の周辺はすてきなハートのポップに囲まれて、ムード満点です。
私たちBBカンパニーも、2月9日(火)から始まるバレンタイン特別カーテンコールに向けて毎日稽古しています!今回のカーテンコールは、様々なカップルが日替わりで登場するので、全部ご覧頂いてもすごく楽しめると思いますよ。

ミュージカル『美女と野獣』は、ディズニーのアニメがそのまま立体化されていて、一気に夢の世界へ連れていってくれる舞台です。豪華な舞台装置はもちろん、衣裳も細部まですごくこだわってつくられているんですよ。至るところに、ハートが散りばめられていて、ビーズの形までハート型です。泡だて器役のときには、初めて衣装を着させていただいてから数日後、おしりのほうをじっくり見ていたら、すてきなハートマークと小さなバラを見つけたこともありました。衣裳は、着るたびに、新しい発見があります。劇場にお越しの際には、ぜひ“隠れハート”も探してみてくださいね。

今回演じさせていただいているタンス夫人。私がずっと演じたかった役なので、衣裳を着ることができて嬉しくて仕方がありません。タンス夫人の衣裳は肩だけでなく、しっかりお腹にくくりつけて支えています。お腹がぎゅーっと締めつけられているので、体をつくらないと、歌うことができません。毎日早めに劇場に来て、開口法などの訓練を欠かさずして、本番に備えています。

入団して間もない私でも、こうしてチャンスをいただける四季の環境に感謝しています。演じる中で台詞のキャッチボールの重要性を感じ、新しい発見がある日々。まだまだ課題だらけですが、これからも頑張っていきます。

四季の合格通知が届いたのは、2008年のバレンタイン。私にとっての2月14日は、人生を変えたすごく特別な日ですね。

(タンス夫人役・大和貴恵)

『美女と野獣』特別カーテンコール日程の詳細はこちらから>>>


『美女と野獣』の素敵なカップルたち [美女と野獣]

こんにちは。
『美女と野獣』京都公演でバベット役を演じる小川美緒です。

1月もあっという間に終わってもう2月。
いよいよバレンタインシーズンですね。
素敵な恋が芽生える季節、恋人同士で『美女と野獣』をお楽しみいただくのはいかがでしょうか。

ドキドキするシーンが盛りだくさんの『美女と野獣』。
ベルとビーストの心が次第に通い合ってゆくストーリーは、やはり惹きこまれる魅力のひとつでしょう。図書館のシーンでベルとビーストの心が初めて近づくところや、「美女と野獣」のダンスで2人の心が通い合うところはとても素敵。
きっと、カップルの皆さんも色々感じるものがあると思いますよ。

また、豪華絢爛な舞台はきっとあなたを夢の世界に連れて行ってくれるはず。舞台装置、音楽、衣裳、どれをとってもゴージャスですが、中でも「ビー・アワ・ゲスト」のシーンは、圧巻です。
素敵なベルに飛びっきりのおもてなしをするために、私たちは、いつもベルに喜んでもらいたい一心でショーをします。ベルは自分たちを人間に戻してくれる可能性を秘めた女性。自分たちがどんどんモノ化してゆく恐怖よりも、お城にやってきたベルにここを気に入ってほしい、楽しいって思ってもらいたいという想いを込めて、みんなが「ベルちゃん!ベルちゃん!」っておもてなしをするんです。きっと、みんなの想いの集大成が、あの豪華さを生み出す理由のひとつになっているのかも知れませんね。

バベットとルミエールの恋の駆け引きのシーンも、勿論オススメです。
バベットの役作りの際に、フランス人の恋人をイメージして演じるように説明を受けたんです。いつも、「oui!」「non!」「oui!」「non!」て言い合ってるような、そんなカップルですね。好きなんだけど、それを素直に出さなかったりといった駆け引きが、フランスの恋人たちにとっては日常のことなのかなって思います。
『美女と野獣』は、もともとは、フランスの民話。バルコニーで、ルミエールとバベットがじゃれ合うシーンは、まさに日常のことなんですよね。
2人はどんなバレンタインデーを過ごすのでしょう。

私は5年間ドイツに留学していたのですが、ドイツのバレンタインデーは、女性だけでなく男性からも、恋人や親しい人に贈り物をする日なんです。
ドイツに行って初めてのバレンタインデーの朝、当時住んでいた寮のドアに友達からのメッセージカードが貼ってあったんです。カードには「ハッピーバレンタイン」と書かれていて、その上にチョコレートがチョンとくっついていました。外人さんてとってもキュートでおしゃれだなあって、感激したのをよく覚えています。
ドイツにいる間は、バレエ団の仲間とよくプレゼントを贈り合っていました。大きいものでなくて、小さなチョコレートなど、ちょっとした物を「ありがとう」という気持ちでプレゼントするんです。

今、『美女と野獣』カンパニーはバレンタイン特別カーテンコールに向けて稽古をしています。出演者からのサプライズイベントも企画していますので、皆さんぜひ、劇場にお越しくださいね。

(バベット役・小川美緒)


「人は誰でも変わることができる」 [ミュージカル『アイーダ』]

劇団四季ファンの皆様、そして、ミュージカルにご興味をお持ちの皆様、こんにちは。
東京・電通四季劇場[海]で上演中の『アイーダ』で、王女アイーダと恋に落ちるエジプトの将軍・ラダメスを演じております阿久津陽一郎です。

今回は『アイーダ』を鑑賞する際のポイントを、ラダメスの視点からお話したいと思います。

『アイーダ』というと、壮大なラブストーリーという印象が一般的です。
しかし、それはもっとも見えやすい部分に過ぎません。
その背後にある、僕が一番大切にしているテーマは、「人は誰でも変わることができる」ということです。

エジプト軍の司令官として戦いに明け暮れるラダメスの性格を一言で表せば、粗野で乱暴。「この世は自分のためにある」ということを信じて疑わない、横柄で非常に男臭い人間です。

演じるにあたり、ディズニーからは、「アメリカンヒーローのイメージで」とアドバイスを受けました。西部劇におけるジョンウェインのような豪放磊落さとでも言いましょうか。

そのような性格ゆえに、自分の知らないものへの好奇心も人一倍強い。
すべてを理解し、掌握していたいのです。
ヌビアへの遠征を買って出たのもそのため。また、女性の扱いも、相手の欲求を察知してそれに応えることで支配下に置くというスタンスです。これは、エジプトの王女・アムネリスに対する接し方にも現れています。

しかし、その尊大な自信家であるラダメスを揺るがす出来事、それがアイーダとの出会いです。

今までに見たことのない未知のタイプの女性との出会いに、ラダメスは「彼女は一体何者なんだろう?」という疑問で満たされます。
しかし、知ろうとすればするほど、アイーダの懐は予想以上に深く計り知れないことがわかる。
自分の理解の埒外の存在に、ラダメスの心はざわめき立ちます。

そして、ナイルの岸辺でアイーダと初めてキスをしたとき、「自分はこの女性を愛しているのだ」とはっきりと気づいてしまうのです。
自らの財産を民にすべて分け与えることで、その愛情を不器用ながらにも表現するラダメス。
アイーダへの愛に気づき、今まで自分が生きてきたすべてを投げ打つことで、ラダメスは生まれ変わります。
ここは、僕が劇中でもっとも好きなとても美しいシーンです。

人間は弱い生き物であり、誰しも過ちを犯してしまうものです。
しかし、過去と決別し、未来を生きることもできる。
それが、隠れた『アイーダ』のテーマだと僕は思っています。

個人的な解釈ではありますが、これから『アイーダ』をご覧になる皆様の一助になればと願って。

阿久津陽一郎


“悪カッコいい”ゾーザー軍団 [ミュージカル『アイーダ』]

みなさん、こんにちは。ゾーザー飯野こと、飯野おさみです。

私が出演している『アイーダ』の東京公演も10月の開幕から4カ月近く経ちましたが、鑑賞されたお客様が口コミで評判を広げてくださり、非常に御好評をいただいているようです。本当に、ありがとうございます!

さて、今回のオフステージブログは、わたくし飯野が、劇団四季とディズニーが贈るミュージカル『アイーダ』の魅力をご紹介させていただきます。

『アイーダ』の魅力は、作曲家のエルトン・ジョンと作詞家のティム・ライスが手掛けた音楽や、時空を超えた真実の「愛」で感動を得られる部分だけではありません。最大の見どころは、なんといっても、僕がひきいるゾーザー軍団がカッコイイことでしょう(笑)。

ゾーザーは、『アイーダ』のなかでは唯一の悪人です。表向きは優しいけれど、欲望や思いを貫き通すためであれば自分の息子ですら殺すことを厭わない冷酷な人間。それがゾーザーです。

僕には「人間には、どこかいい部分があり、根っからの悪人はいない」という持論があり、どんな役でも“いい人”の感情を織り交ぜて演じていました。しかし、ゾーザーの場合、それではダメなんです。

なぜなら、ゾーザーは根っからの悪人だからです。『アイーダ』は、ゾーザーの悪役っぷりを引き立たせることで物語のコントラストがより浮かび上がる構成になっています。食べ物でいえば、メインの食材ではないけれど味に深みを出すには欠かせない唐辛子のようなもの。徹底的な悪役だからこそ、「悪人ではあるけど、カッコいい!」と思えるような人間像を心がけて演じています。

そして、ゾーザーの見どころは、そのピカレスク的な部分だけはありません。ゾーザー率いる軍団、通称『ゾーザー軍団』が繰り広げるダンスも見ごたえ充分! 振付師のウェイン・シレントさんが考案したダンスは日本の武道のような切れ味・鋭い振りが入り、その動きに合わせて照明も素早く切り替わるので、とても力強く見えるはず。

でも、実のところゾーザーは、軍団を引き連れてはいるものの、舞台上を練り歩くことが中心であまり踊ってはいないんです。それなのに踊っているかのように見える……。実際にアイーダをご鑑賞になられた方は、ゾーザーも踊っているかのような錯覚を覚えられたのではないでしょうか?

その理由は、ゾーザー飯野が軍団を巧みにコントロールしているからです(笑)。というのは半分冗談で、本当に音に合わせて動いているだけなのですが、その呼吸の間合いがピッタリと合っているからこそゾーザーも踊っているように見えるのです。

2010年を迎え、ぼくも新しい細胞に入れ替えるためにトレーニングを重ね、日増しにパワーアップしています。みなさん、ぜひ劇場にご来場いただき、パワーアップした “悪カッコいい” ゾーザーを観にいらしてください!!


今年の旅公演の思い出〜『猫』カンパニーより 

今年も「こころの劇場」作品として、全国各地を巡演している『人間になりたがった猫』。子どもたちの心に、「生命の大切さ」「人を思いやる心」「信じあう喜び」など、人が生きていく上で大切なものを届けるために、今日もあなたの街で旅を続けています。

今回のオフステージ日記では、『人間になりたがった猫』に出演中の小川美緒と吉谷昭雄に、旅先の思い出を聞いてみました。

≪小川美緒≫
こんにちは、ジリアン役を演じる小川美緒です。

今年も、様々な公演地で、たくさんの出会いがあって、すてきな1年になりました。故郷、広島の舞台に立てて、広島の子どもたちに見てもらえたことは、とても嬉しかったです。
それから、岡山の倉敷での公演。倉敷には、小学生の頃家族旅行で行ったことがあったんです。美観地区を歩いた時とても感動したのを覚えていて、また行きたいと思っていて。ホテルから劇場への道がちょうど美観地区だったので、懐かしいなぁと思いながら歩きました。
どの旅先も心に残っていて、ひとつに絞れないですね(笑)

それと、今年は新しいジリアン役の子がデビューしたんです。
私は前任者として客席から公演を見ていたのですが、客席の子どもたちが、本当に素直な反応をしてくれていて。それにはとても驚かされましたし、同時に嬉しくて仕方がありませんでした。笑って照れて怒って…。みんながライオネルに一喜一憂しているのを見て、私も一緒になって一生懸命応援していました。

もちろん、舞台に立っていても子どもたちの反応を感じることはできるのですが、客席から子どもたちと一緒に舞台をみて、純粋な心を間近に感じることができたのです。今年はそんな新しい発見がたくさんありました。

いよいよ、1月からは四国・九州へ旅をします。毎回ベストな状態で公演に挑むために、心身のケアも大切。私は、毎回楽屋に入るとストレッチをしています。それと、うがいと手洗いは欠かさずに。来年も元気な子どもたちと、劇場で会えるのを楽しみにしています。

≪吉谷昭雄≫
こんにちは、タドベリ役を演じる吉谷昭雄です。

今年は、島根県江津市で、劇団四季初めての公演をおこないました。市内の小学校、1〜6年生まで観に来てくださって、反応もとても素直で。嬉しかったですね。教育委員会、社会福祉法人の方々のご尽力の賜物と感謝しております。

また、インフルエンザの全国的な影響で、公演が中止になってしまうこともあり、とても残念な年でもありました。特に演劇に接する機会の少ない地区の子どもたちに是非、観てほしい作品だったから。

私たちも、日頃のケアは十分にしていますよ。
皆が一番気をつけていることは食事。バランスを考えた食生活のために、スーパーは欠かせませんね。だから、これまで行った公演地は、どこにスーパーがあるのか良く知っていますよ。『猫』カンパニーの皆が、同じスーパーで、同じカゴを持って買い物をしている姿は、とても微笑ましい風景です。

旅公演での我々の一日は、決まったスケジュールに沿い規則正しく、仲良く一緒に行動しています。しかし劇場に入ったら、ライバル同士。それぞれが、自分の勉強に取り掛かり、より良い舞台をつくるために、稽古をするのです。

劇団四季のファミリーミュージカルには、人間が生きていくうえで大切なことがたくさん詰まっています。我々の仕事はそのテーマを全国の子どもたちの心に植えていくのです。いわば植林作業のようなもの。心に宿った種がいつか花開き、その人の人生に何らかの形で役立っていただければいいと考えております。これからもその一端を担うことが出来るよう、来年もたくさんの子どもたちに会いに行きます。

いよいよ残り2ヶ月をきった『人間になりたがった猫』の旅公演。あたたかな魅力がいっぱいの物語を『猫』カンパニーが心をこめてお届けします。どうぞお楽しみください!

小川美緒(ジリアン役)、吉谷昭雄(タドベリ役)


劇団四季ミュージカル『アイーダ』の世界へようこそ! [ミュージカル『アイーダ』]

初めまして、王女・アイーダ役を演じる濱田めぐみです。

すでにご観劇頂いた皆様、いつも暖かいご声援ありがとうございます!
私とアイーダは、もう6年以上の付き合いになります。

今回の東京公演が2年半振りの再会となったわけですが、彼女と私の関係にもちょっとした変化があったように思います。

敵国の将軍・ラダメスとの運命的な愛……
そのラダメスの婚約者であるエジプト王女・アムネリスとの友情……
そして父であるヌビア国王と奴隷となったヌビアの民の希望と信頼……。

ひとつひとつがもつれ、絡み合い、身動きの取れなくなった窮地で、アイーダは人生を決する決断を迫られます。

6年前この役を初めて演じた時、そんな過酷な運命を乗り越えてゆくアイーダを、私は尊敬できるお姉さんのように感じていました。

私は王女になったことがないので(笑)、彼女の背負う運命の重さを認識して膨らませるだけで精一杯だったんです。

でも、5年という歳月を経て、私自身が多くの人生経験を積み重ねることで、少しずつ彼女が身近な存在になってきたように思えます。

劇中に

『人は迷いながら人生を生きる』

というセリフがあります。

アイーダも悩んで、悩んで、悩み抜いて、そして最後には自分の意志で進むべき道を選びます。
私たちの人生も常に多くのしがらみに囲まれ、決断を迫られていますよね。

そう考えると、太古の昔から女性の生きる道に、なんら変わりはないのかも知れません。

彼女は悲劇のヒロインなどではなく、等身大の女性。

ただ、どんなに過酷な運命であっても流されることを良しとせず、思いのままに生きようとした、ちょっぴり勝気で芯の強い女性なんです。

思えば、私も身一つで舞台女優を目指して上京するという決断がなければ、今こうしてアイーダと出会うこともなかったですから。

憧れのお姉さんとしてではなく、“女”という運命を共有する同志としてアイーダと一体化した私の舞台。

自分でも、どういったものになるのかと、毎日ワクワクしながら舞台に上がっています!

そんな恋愛に生きるドラマティックなアイーダの人生は、皆さんの目にはどのように映るのでしょうか?

最古のラブストーリーの主役として世界的に知られる王女を、よき友のように語るのは不思議なものですが、皆さまにも何か感じ取っていただけるとうれしいです。

濱田めぐみ


☆25日のクリスマスカーテンコールの模様はこちら


日産労連クリスマスチャリティー公演千秋楽パーティー [嵐の中の子どもたち]

こんにちは!リンダ役の河内聡美です。

12月22日、府中の森芸術劇場にて第34回日産労連クリスマスチャリティー公演の千秋楽を無事迎えることができました。

在団3年以内の若い俳優が多い中数々の試練や困難をのりこえてこの日を迎えることができました。
経験値が少ない分、前回出演者であり先輩の小出さんに暖かくも厳しいアドバイスをいただきながら作品をみんなで協力して作り上げていこうと毎回挑戦してきました。

そして何より支えて下さったのはいつも同じ舞台を作り上げて下さる舞台スタッフさん。

毎回条件の違う舞台を寒空の中朝早くから夜遅くまでかかっていつもと同じ舞台空間を作ってくださる事は本当に大変な事です。


パーティーで挨拶される舞台監督の木村聡さん。

各公演地の営業さん、日産労連の組合の方々と一緒にこのチャリティー公演を作り上げてこれた事を本当に誇りに思い感謝しています。

1月からは一般公演です!!みんなのこころをひとつにしてこの素敵な仲間達と一緒に作品のメッセージをお届けできるようがんばっていきたいと思います!
全国のみなさんとお会いできる事を楽しみにしています!

それでは劇場で☆


河内聡美


クリスマス・イブの内緒話 〜ベルとビースト〜 [美女と野獣]

メリー・クリスマス!

今日のオフステージ日記は、ベル役・坂本里咲と、ビースト役・飯田洋輔がお届けします。

坂本:いよいよクリスマス。京都駅ビルの中にある、大きなクリスマスツリー、すごい迫力よね。

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飯田:ええ、京都劇場周辺は、もうクリスマス一色ですね。ツリーと言えば、劇場に登場した大きなクリスマスツリー!いろいろな飾りがついていて、とてもきれいですね。

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坂本:『美女と野獣』も、クリスマスにぴったりの作品だよね。

飯田:はい、ストーリーだけでなくて、衣裳や音楽をはじめ、舞台もすごく幻想的ですよね。

坂本:ところで、洋輔はどのナンバーが好き?

飯田:もちろん、自分が歌うナンバーや、タイトルの「Beauty and the Beast」も好きですが、最近お気に入りの曲があるんです。

坂本:何?

飯田:「Human again」です。“モノ”に変えられてしまった人たちが、人間に戻る願いを込めて歌う曲。涙が出る程感動的ですよ。里咲さんはどうですか?

坂本:私は、全部好き。特にベルが歌うナンバーは、それぞれ趣きがあって大好きです。今のお気に入りは、パパと歌う「no matter what」。

飯田:どんなところが好きなんですか?

坂本:オケを聴いていると、本当に美しくて。決して派手な曲ではないのだけど、父と娘ならではの心の交流が見事に出ていて、心にしみる曲だと思う。

飯田:なるほど。僕、自分の衣裳も好きなんです。細部にわたるこだわりが見えて。

坂本:衣裳とカツラは、役を生きる上で重要なもの。私は、あのイエロードレスでワルツを踊るときは女性として最高に幸せ。

飯田:ビーストの衣裳はやはり重さと熱さに苦労します。衣裳を着て芝居をし、歌を歌うのは結構大変。カツラも重いから、首にきてしまう…。

坂本:ベルの衣裳は『美女と野獣』の中では軽めな部類。でも、実はブルーワンピースから、ピンク、イエロー、カーテンコールのドレスまで、全ての衣裳がコルセットできっちり締められているの。腰から下のスカートはとても重いから、体をきちんとつくっておくことが大事。

飯田:本当、そう思います。日頃の稽古とケアは欠かせないです。里咲さんは、本番前はどうしていらっしゃるんですか?

坂本:楽屋に入ったら、本番が終わるまでまさに分刻みのスケジュール。いつも同じペースで本番を迎えられるよう、テンションを上げて着々と準備をしているの。

飯田:僕は音楽を聴いたり、本を読んだりしてリラックスするように心がけています。

坂本:それと、毎日のストレッチかなぁ。

飯田:いつしているんですか?

坂本:ウォーミングアップにするバレエの前と、本番が終わってから。お気に入りは、ストレッチボードと、ストレッチポールです。

飯田:ストレッチ、大事ですよね。僕も終演後は、ストレッチや吸入をして、翌日の公演に備えています。里咲さんとも、一緒にご飯を食べに行ったりして、プライベートでも作品の話や相談に乗っていただいていますし…。

坂本:洋輔は若いのに、趣味や興味の幅がとても広くて、話を聞いていてとてもおもしろい。人間的にはとてもおっとりして優しいし…。

飯田:ありがとうございます!

坂本:洋輔は、稽古を始めた頃、1幕のかんしゃくをおこす粗暴なビーストがなかなか掴めずに、苦労していたのが印象的。逆に、2幕は洋輔そのままの素朴で純粋なビーストで、私は大好きだよ。

飯田:僕も里咲さんと共演させていただく中でものすごく勉強させていただいています。『美女と野獣』の千秋楽が決まってしまいましたが、やはり1年以上のロングランをさせていただける事は、とても嬉しいです。

坂本:私も。大好きな京都でこれほど長く公演を続けられることに感激してるの。それに公演ができた事で、大好きな京都に訪れるチャンスが増えて、とても嬉しい。まだご覧頂いていない方々には、是非、夢の世界を体験していただきたいよね。この機会に、是非私たちも足を運んで、京都市内の方、劇場近くの方々にもっとPR活動していきましょう!

飯田:京都を離れるのは、ちょっと寂しいですが、千秋楽まで皆様に楽しんでいただけるよう、頑張ります。


坂本里咲(ベル役)、飯田洋輔(ビースト役)


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