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太陽煌めくアフリカの大地を舞台に、「サークル・オブ・ライフ(生命の連環)」をテーマとして繰り広げられる壮大なミュージカル『ライオンキング』。
その歴史は1997年、ニューヨーク・ブロードウェイで始まりました。開幕と共に『ライオンキング』は空前のブームを巻き起こし、1998年には演劇界最高の栄誉とうたわれる世界最大の演劇賞・トニー賞の中でも最も優秀な作品に贈られる最優秀ミュージカル賞を受賞。その他、最優秀演出賞、振付賞、装置デザイン賞、照明デザイン賞、衣裳デザイン賞の計6部門を受賞し、さらにトニー賞のみならずグラミー賞からドラマ・デスク賞など数々の賞を受賞しました。
その一大ブームの火付け役となったのが、天才舞台芸術家 ジュリー・テイモア。世界的に大ヒットしたディズニー映画『ライオンキング』は、ジュリーの演出によって、素晴らしいミュージカルへと生まれ変わったのです。
アフリカの大自然に生きる動物たちを人間が演じるという難題を、アフリカンアートに加え日本の文楽や歌舞伎、インドネシアの影絵といったアジアの伝統芸能を融合したマスク(仮面)や・パペット(人形)を使用するといったユーモラスな手法で応えた彼女。何より画期的なのが、マスクで俳優の顔を隠すのではなく俳優自身の顔も見えている、つまりマスクと俳優両方の演技を生かしている点です。マスクやパペットと俳優の動きを同時に見せることで、互いに共鳴し深い演技が生まれ、従来のミュージカル作品と一線を画す創造的かつ芸術的な舞台を作り上げることに成功したのです。
「これは単なるアニメ映画の舞台化ではなく、新しく書き下ろされた『ライオンキング』という戯曲をもとにした作品」というジュリーの言葉通り、まさに新感覚に包まれたミュージカル『ライオンキング』は想像力を超えたスーパー・エンターテイメントとなりました。