イエス・キリスト(ジーザス・クライスト)最後の7日間を描いたこのミュージカルは、1969年2枚組のアルバムとして発表されました。
作曲は『オペラ座の怪人』『キャッツ』で知られるアンドリュー・ロイド=ウェバー。
作詞は『美女と野獣』『ライオンキング』『アイーダ』などを手掛けているティム・ライス。
まだ現在の名声を手に入れる前、弱冠20代の若者2人が作ったアルバムは、瞬く間にミリオンセラーとなりました。
そして1971年に舞台化、ロイド=ウェバーとティム・ライスは世界のミュージカル界に鮮烈なデビューを遂げたのです。
劇団四季による日本初演は1973年のこと。浅利慶太の独自演出は観るものの度肝を抜きました。
歌舞伎調のメイク。ヒッピースタイルの群衆たち。大八車によって表現されるパレスチナの大地・・・。
日本の様式美を活かし、青年ジーザスと彼を取り巻く人々の苦悩や葛藤を赤裸々に描いた本作は、
今もなお、観客の心をつかんで離しません。
日本初演から30年の間に、劇団四季は初演の歌舞伎スタイルとは別にもう一つの演出バージョンをもつことになります。
同じ作品に全く異なる2つの演出バージョン。
初演時の歌舞伎調を活かした「ジャポネスク・バージョン」、
そしてパレスチナの大地を土ぼこり舞うリアリスティックな荒野として描く「エルサレム・バージョン」。
両演出バージョンとも、繰り返し上演され、日本ばかりか海外でも高い評価を得ています。
上演のたびに熱狂的なファンを生んできた『ジーザス・クライスト=スーパースター』は、
劇団四季を代表する作品のひとつといえるでしょう。
人間の内面の葛藤をリアルに描き伝える「劇団四季の原点」、あなたはこんなに熱い舞台を観たことがありますか?
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