「木造の円型の床の上に、木造のスクエアがセットされる。スクエアは手すりをつけたボクシング・リンクを思わせる。手すりもやはり木造で、スクエアの三方をとりかこむ。(後略)」

写真は前回舞台より PHOTO BY 山之上雅信 |
これは原作者ピーター・シェーファーによる『エクウス』の装置についての指示書きの一部である。シェーファーはこの作品の衝撃性、現代感を如実に示す装置を、スクエア(四角)とサークル(円)を用いることによって成立させるように指定。
浅利慶太による演出はこの指示を忠実に再現しつつ、劇団四季独自の装置を生み出し、俳優と観客との密な意識の交流を可能にしている。
さらにこの舞台でひときわ斬新なのが、舞台上に円型舞台と同心円に設置される客席。観客の一部がここに座ることとなる。 |