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About CRAZY FOR YOU Introduction イントロダクション

いちばん好きな人と観たい、とびきりハッピーなミュージカル。

珠玉のガーシュウィン・ナンバー、心地よいタップをはじめ多彩なダンス、そして笑いあふれるラブ・コメディと、まさにミュージカルの真髄ともいえる魅力満載の『クレイジー・フォー・ユー』。

1930年代の世界的不況下でも夢を持ち、劇場再建へと明るく前向きに生きる人々の姿が生き生きと描かれているこの作品は、1990年代始め、不況の色が濃くなってきていたニューヨークで、製作費750万ドルを投じて製作されました。そこに盛り込まれたのが、アメリカを代表するガーシュウィンによる名曲の数々、創意工夫に富んだダンス、洗練された舞台装置や衣裳。「古き良きアメリカ」を体現するかのようなこの作品に人々は魅了され、活気づいたニューヨークで公演は成功。当時ロンドン産ミュージカルに押され気味だったブロードウェイで、地元産のミュージカルが勢力を盛り返す“革命の始まり”とも評されたのです。

当作品の基となったミュージカル『ガール・クレイジー』のナンバーほかスタンダードナンバーに未発表曲なども加え、全く新しい台本と構成で“90年代のニュー・ガーシュウィン・ミュージカル”を創り上げたクリエイティブ・スタッフたち。彼らの努力は大いなる実を結び、1992年のトニー賞で最優秀作品、衣裳、振付賞の3部門を受賞しました。そして、この作品の振付を担当したのがスーザン・ストローマン。『コンタクト』、『プロデューサーズ』の振付・演出を手掛け、現在ブロードウェイを席巻している感のある彼女ですが、トニー賞を初受賞し、事実上のメジャーデビューを飾ったのがこの『クレイジー・フォー・ユー』だと言えるのです。

1993年に日本初上陸した『クレイジー・フォー・ユー』は、東京をはじめ全国各地での公演で、新しい観劇層を開拓するとともに絶大な支持を得て、現在では劇団四季の代表的レパートリー作品の1つになっています。